No168

桜の開花は早いと聞いていましたが4月にずれ込みましたが
「桜雨」「花冷え」「桜流し」「花散らし」「葉桜」など
いろいろな場面があり
例年以上に楽しむことができたように感じています。
入居者様の方全員に桜を見て頂くことができました。
施設周辺の桜は手に触れる位置にあり
入居者様は手を伸ばし楽しんでいました。
多床室では「桜カフェ」が開かれ、
久しぶりにラウンジいっぱいにコーヒーの香りが広がりました。

4月からは12歳以下のお子様の面会が可能になりました。
居室には行けませんがラウンジで面会ができます。
ラウンジは空気の流れも良くなっていますが、
マスクは着用して下さい。
もしお子様のマスクができない場合は
距離を保って頂きたいと思います。

今年は入学式や入社式も対面で行われ、生活は元に戻りました。
戻りきることができないのは重症化リスクがあり、
集団から切り離せない病院と介護だと思います。
コロナに関する国からの助成もなくなり、
これからは自己責任ということです。

令和6年のみどりの丘は、
麻生区が日本一の長寿の街になりましたので
元気な高齢者が暮らす街にふさわしい施設を目指していきます。
具体的には
『入居者様を笑顔にする特養』
『利用者様を元気にするショート』でありたいと思います。
それぞれのフロアでも目標を掲げています。
玄関入り口に貼り出しますので面会の際にどうぞご覧ください。
夢と希望をもってスタートしました。

令和6年4月15日  施設長 大塚

No167

暖冬と言われましたが先日の雪もあり
寒暖差が激しい冬でした。
桜の開花も例年より早い予報が出ていますので楽しみです。

1月より月1回の居室面会が始まりましたが大変好評ですので
今後も継続していきたいと思います。
回数はクラスターのこともありましたので
もう少し現状維持でお願いします。

複数のボランティアさんから「そろそろどうですか?」と
声がかかるようになりました。
活動休止や廃止となったグループも多いなか
活動をつづけていることがとても嬉しいです。
グリーンラウンジに一同集まるのはまだ危険ですが
フロア単位なら出来そうな気がしています。
前向きに考えていきたいと思います。

4Fテラスではフロア毎にジャガイモ栽培に挑戦しています。
農家出身の入居者様が先生役となりジャガイモの切り口に灰をまぶすと
根腐れを防ぐことができるなど知らないことを教えて頂きました。
上手くいけば6月頃に収穫、じゃがバターを食べる・・・花より団子です。

来月から新体制として介護、看護、CMなど一部の職員の交代があります。
全入居者様をみんなで支えていきたいこと、
職員のスキルアップも図りたいと考えていますのでご理解をお願いします。
そしてイベントやカフェなど
活気ある本来のみどりの丘の姿を少しでも取り戻していければと考えています。

桜の開花を待つこの時期は、前向きでワクワク明るい気持ちになります。


令和6年3月17日  施設長 大塚

No166

「みどりの丘たより」を書き始めて13年8か月,166号にして初めて
書くことができませんでした。
1月15日に発生した2Fコロナクラスターが終息できたのは2月17日
1か月以上に渡る戦いの日々に精魂つき果てたのだと思います。
 
ご心配とご迷惑をおかけしました2Fのご家族の皆様には
心よりお詫びを申し上げます。
5類以降、世間ではコロナ前の生活に戻り、
外出や旅行にも自由に行けるようになり、
街でマスクなしの姿にも驚かなくなりました。
しかし感染による高齢者のダメージは大きく、
感染をきっかけに入院し
退院ができない方もいらっしゃるのも事実です。

コロナに罹患された入居者様はお薬を飲み、
お食事を食べることで徐々に回復されていきます。
お元気を取り戻される姿は何よりの支えでした。
どんなに苦しくても負けてはいられないと奮い立つことができました。
終息後の食席に座っている、会話している、笑っている、お茶を飲んでいる
当たり前の日常が戻った時、スタッフと共に感謝と感動で涙しました。

これからもコロナもインフルエンザも感染症がなくなることはありません。
もっと上手く戦う作戦を練っているところです。

このお便りは次号と一緒に送る予定です。
毎月楽しみにされている皆様には申し訳ありませんでした。

令和6年2月  施設長 大塚

No165

令和6年の元旦から
地震、航空機事故が重なり不安なスタートになりました。
施設でも年末にユニットでコロナクラスターが発生し
ご家族の皆様にはご心配をおかけし申し訳ございませんでした。
個室は隔離できるから蔓延しないというジンクスは崩れ去りました。
はじまりは協力病院からの退院でしたが、
あるユニットでは
入居者様とスタッフ全員が感染するという前代未聞のことが起きました。
今までの経験が生かされなかったのはウィルスの変異によるものでしょうか。
施設全体の協力で何とか乗り切ることができました。

7日にはお正月飾りそのままのラウンジで
ユニットの皆さんに1週間遅れで
初詣のお参りとおみくじを引き、
打掛の前で記念写真を撮りました。
翌日はユニットのお祝いも含め、
お正月恒例の『特別なお汁粉』をふるまい
入居者様とスタッフで食べました。
みなさんのために餡子を届けて下さる方がいらして、
もう8年になります。
温かいお心遣いにいつも、いつも勇気を頂いています。

冬至が近づけばお庭の柚子を、
見知らぬご近所さんはカレンダー、古新聞やタオルなど
届けて下さる常連さんなどみどりの丘は本当に恵まれています。
人が人を思う気持ち、人が人を支えることに心が洗われます。

今は何もできませんが能登の被災者の皆様にも
全国からの応援の声が届きますように祈るばかりです。

居室面会が始まりました。お部屋は想像していた通りですか?
ご家族参加型の施設となっていますので整理整頓など気になることもあると思いますが、
入居者様の暮らしを一緒に支えて頂けませんか?
入居者様、ご家族様にとって良い一年になりますように。

令和6年1月18日 施設長 大塚

No164

令和5年も最後のページとなりました。
振り返ると良いこともあり、良くないこともありましたが
懸命に乗り越えてきた一年でした。
禍福は糾える縄の如しですね。

年末年始の面会は右記のようになります。
30分程度の面会ができます。
月2回の日祭日とは別枠で予約ができます。
ご希望に沿うため枠を増やしますが
お子様の面会は春までお待ちください。
予約は12月25日10時からになります。

1月4日以降の面会では月1回はお住まい
のフロアに行けるようになります。
お部屋、日頃の生活のご様子、スタッフと
直接お話ができるようになります。
実に3年ぶりです。月1回からスタートし
状況をみながら増やしていく予定です。

今年度はSDGs活動で外部と交流が持つことができました。
地球問題を考えることで社会参加ができたことは
貴重な経験になりました。
おむつを新聞で包むことで脱炭素活動をしてきましたが、
本来はおむつの使用量を減らすことが根本的な解決策なのです。
家庭ごみは減りつづけているのに紙おむつのゴミを占める割合は
2030年には5%から7%に増加が予想され
日本のSDGs活動を脅かすことになります。
施設でおむつを減らすのは大変なことですが
地球のためやらなければ・・・と
覚悟を決めたところです。

ご家族のみなさま、来年もどうぞよろしくお願いいたします。


令和5年12月18日 施設長 大塚

No163

心地よい風を感じる季節となり、
面会でいらしたご家族様と周辺を散歩される姿も見かけるようになりました。
11月に入っても気温が高く、なんと141日目の夏日となりました。
いつまでも衣替えが進みません。

2Fと3Fではコロナが発生しクラスターになりました。
第5類になっても集団生活ではあっという間に広がりました。
保健所のアドバイスに従い隔離を行いましたが難しく反省点ばかりです。
ご家族様にはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
対応中は隔離やゾーニングの生活を余儀なくされるため、
終了後の当たり前の生活や入居者様同士の何気ない会話が
こんなにも大切だった、
こんなにも平和だった・・・と改めて感無量になりました。

秋祭りは2度の延期を経て11月5日に行われました。
デイルームを利用してゲームを楽しんで頂き、
飲み物では希望者にノンアルコールビールを提供しています。
以前のご家族や地域のみなさんと行った夏祭りに比べると
静かなお祭りでしたが入居者様は喜んで下さったようです。

今月は待望の『お刺身献立』が登場します。
昨年から厨房さんと高齢者にとって美味しい食事について話し合いを行っています。
入居者様のご希望をお聞きするとお寿司やお刺身など生のお魚が圧倒的に多いです。
外食できる方や自宅にお帰りになれる方は限られた方です。
みなさんに献立として提供したいと思っていましたので良かったです。
天高く馬肥える秋ですね。

令和5年11月18日 施設長 大塚

No162

長く暑い夏が終わり
過ごしやすい季節になったのもつかの間、
2Fでコロナ陽性者が出てご家族様には大変ご心配をおかけしました。
第5類になり保健所の助言に従い感染エリア分けを行いましたが、
多床室ではやはり難しかったです。
幸いにも入居者様は回復され普段の生活に戻ることが出来ました。
2Fの感染対応に伴い15日に行われる予定だった秋祭りは29日に延期されました。
デイルームを利用しフロア別に行われます。
デイサービスは10月より一時休止となりました。
デイスタッフの退職による人員不足のためやむを得ずの休止です。
人手不足は介護に限らずどの業種でも抱えている大きな問題です。
特養(入居)では今のところ人員の確保はできていますが、今後を見据えて
ベトナムとミャンマーから技能実習生を迎え入れています。
言葉も仕事に対する姿勢も真面目に前向きに取り組んでいます。

11月から3月末まで12歳以下のお子様の面会ができなくなります。
これは以前より冬の感染症対策として行っているものです。
感染症は空気が乾燥する冬の間に流行するものですが、
今年は夏にも流行があり、加えてプール熱・ヘルパンギーナ・手足口病などが
子供たちの間で大流行しています。
ヘルパンギーナはアルコール消毒が効きにくい特徴がありますので少々やっかいです。
このようなこともあり11月からの5か月間は
お子様の面会ができませんのでご協力をよろしくお願いします。
入居者様は11月第1週よりインフルエンザ予防接種、
第4週よりコロナワクチン接種が始まります。
感染症との戦いは今後も続くと思いますが、
今のところ予防にまさる治療はなしを粛々と行っていくしか手はなさそうです。

気がつけばカレンダーも残り2枚ですね・・・

令和5年10月18日 施設長 大塚

No161

長い夏でしたが
やっと秋の訪れを感じるようになりました。
気象庁が統計を取り始めて125年間で一番の猛暑だったそうです。
それにしても暑い夏でした。

9月になりインフルエンザやコロナのため学級閉鎖している学校も多いと聞きます。
面会者にお子様が含まれている場合は学校で感染症の発症がある場合は
面会を控えて頂きたいと思います。
病院でもコロナ感染になり退院が延期になった入居者様もあり、
まだまだ油断ができない状況です。
居室での面会ができる時期を探っていますが
入居者様の安全のためもう少し先になると思います。
ご自宅にコロナワクチン7回目の接種券が届いたとの情報もあります。
施設ではまだ具体的な話は決まっていませんが、
新たな株の出現により陽性者が増えていますのでインフルエンザ同様に
定期的に接種する方向性になると思います。

秋祭りを10月18日に行う予定です。
広々としたデイルームを利用し、階ごとに時間を分けて行います。
フロアから共有スペースに移動しますので1歩前進です。
稲の豊年満作を願う祭りですから 入居者のみなさんと物価高の中、
作物の収穫を祈りたいと思います。

昨年の夏はコロナクラスターで苦しみました。
今年は100年に1度の猛暑で疲弊しました。
もう無理・・・と思いながらこの仕事は持続可能でなければいけない宿命があり
何とか踏ん張るのですが、乗り越えた先の景色はまた格別です。
困難を乗り越えて今があることに感謝したいと思います。

令和5年9月18日 施設長 大塚

No160

「暑いですね~」
そう言わずにはいられないくらいの猛暑です。
やっと半分が過ぎたのでしょうか。
夏を乗り切ろうと
ケアスタッフからイベントの企画が上がりました。

第1週はスイカ割を行いました。
スイカ割の後はそのまま食べる方、
栄養士さんが食べやすいように加工した物を食べる方など、
みなさんが食べられるように工夫しました。
スイカは水分ばかりで栄養なんてないイメージですが、
意外にもカリウムやビタミンCも豊富で
リコピンはトマトの1.5倍もあるそうです。
夏にピッタリの果物だったのですね。
8個購入しましたが使ったのは6個、
残りの2個は昼食のデザートとして
別日にもう一度提供することができました。

第2~4週の日曜日は
4Fデイルームにて「アイスレク」を行っています。
アイスクリームにご自身でチョコをトッピングして楽しんで頂きます。
開放的なデイルームで、楽しそうな笑顔があふれています。
イベントは全体ではなくフロア毎の小さな集まりで行っています。
できることを、できる形で行うことが大切と考えています。

コロナ前のサンデーカフェ、
ご家族様も一緒に参加して頂いていた光景を
懐かしく思い出しました。
明るいラウンジでドリップコーヒーの香りに包まれて過ごす日曜日は
みなさん大好きなひと時でした。
あの頃に早く戻れることを願っています。

次のお便りでは秋の訪れを感じることができているでしょうか・・・

令和5年8月18日 施設長 大塚

No159

猛暑到来です。
38℃、39℃と体温より高い気温に面会者の体温も高値となり、
しばらく涼んでから再検して頂くことも度々です。
この暑さを乗り切るため食で応援します。
先日の昼食には赤と黄色の2色のスイカがデザートとして登場、
彩も良く甘くて美味しかったです。
土用の丑の日には特別メニューとして『うな丼』が提供されます。
うなぎは古くは万葉集の歌でも詠まれ、
江戸時代に平賀源内が夏バテ予防として広めたと言われています。
入居者のみなさんにも食べて頂きます。

「地域生活支援SOSかわさき事業」から食糧支援の依頼があり参加します。
今回で2回目の参加です。
「貧困をなくそう」はSDGsの最初の項目です。
SDGs活動の一環としてスタッフのみんなで協力していきたいと思います

1年前の今頃はコロナのクラスターが発生し苦しい日々でした。
暑い中、スタッフは汗だくで防護服を着ていました。
あんな苦しい経験は二度としたくないとみんな思っています。

社会はすっかり元に戻っていますが今夏の感染拡大が心配です。
5類前に比べ患者数は4倍、「第9波」が始まったとの見方もあります。
アフターコロナでは感染リスクの高い高齢者をいかに守るかが
キーワードになっています。
またヘルパンギーナの流行が警報レベルとなっていますので
お子様を含む面会や外出の際はご注意をお願いします。
まずはこの猛暑を乗り切りましょう。

令和5年7月18日 施設長 大塚

No157

入居者のみなさんお待ちかねの
マクドナルドハンバーガーを食べて頂くイベントがついに実施されました。
各フロアで日程を決め3時のおやつとして提供しました。
食べられない方にはとびきりのアイスクリームを準備しました。
予想通りペロリと平らげ、ハッピースマイルが溢れました。
美味しいものは人を幸せにしてくれますね。
地球にやさしい脱炭素活動のご褒美は
入居者様、スタッフ、ボランティアさん地域にみなさんなど365人に
小さな幸せを届けてくれました。
まずは『めでたし、めでたし』の報告をさせて頂きました。

コロナが第5類に移行され、風薫る5月、
マスクを外されている方も多くなり世の中が明るくなったと感じています。
施設は職員も来訪者もマスクは外せませんが、予防はしっかり行いながら
制限の見直しを行っています。
まずは面会ですが曜日、時間、面会場所、土日祝の回数(2回まで),
要予約は変わりませんが、回数・人数・年齢制限がなくなります。
平日の予約枠が空いている日もありますのでご希望がある方はお受けします。
外泊・外出をご希望の場合はご相談下さい。
少し制限を緩めますので
体調不良や子供たちの学校などで感染症が流行している場合は控えて下さい。
施設がクラスターを生む構造であること、
高齢者の重症化リスクが高いことに変わりはありませんので
完全な解除にはならないことへのご理解とご協力をお願いします。
この3年間、医療や介護は本当に耐え忍んできたと思います。
それは従事者だけでなく入居者様、ご家族様も同じだと思います。

今日まで無事に過ごせたこと、
5月の爽やかな風を感じること、
マクドナルドを食べたこと
・・・など日常に感謝しながら、
いつもの生活に戻れる日を待ちたいと思います。

令和5年5月18日 施設長 大塚

No155

春の訪れは早く桜の便りも届き始めました。
コロナの状況は変わりつつあります。
マスクは個人の判断に委ねることになり
卒業式や入学式のこの時期に
子供たちの日常が戻って来たことにホッとしています。
①病院受診 ②満員電車 ③高齢者施設
この3場面は今後もマスクが必要と言われています。
行政からは高齢者と介護施設職員対象の
令和5年度のワクチン接種の案内が届いています。
感染対応はつづくと言うことですね。

4月からはラウンジを利用しての面会になりますので枠が広がります。
回数は月4回まで、休日の希望者が多いので土日祝は2回まででお願いします。
面会時間や人数(3人まで、12歳以上)は今までと同じです。
予約制で前月の25日10時から受付ができますが、
空きがあればいつでも予約できます。
今のように落ち着いた状況がつづけば
高齢者の日常生活も取り戻していけると信じたいですね。

令和5年度の新体制(4月1日以降)よりCMの担当が変わります。
ユニットは今まで通り唐澤CM、2Fさくら通りは小林CM、
3Fかえで通りは佐藤CMが担当になります。
ケアスタッフ、看護師の移動もありますが
いずれもスキルアップと全入居者様の把握が目的ですので
ご理解をお願いします。
今期は退職者が一人も出ず、新卒3人の採用も決まっています。
人員の心配がない今だからこそ出来ることで、
現状に満足せずさらに1歩前を考えています。

ご寄付頂いた本や雑誌を利用した「ちいさな図書館」がオープンしました。
本をお読みになりたい入居者様に貸し出しを行っています。
入居者様の生活に楽しみと古本の再利用で立派なSDGs活動になっています。
地球にやさしい取り組みもさらに1歩前に

令和5年3月18日 施設長 大塚

No154

みなさんに嬉しい報告があります。
2月16日「脱炭素チャレンジカップ」全国大会にて
『環境大臣賞金賞』を受賞しました。
思ってもみなかったことだけに喜びは大きいです。
入居者様、ご家族様、地域のみなさんと一緒に受賞したのですよ。

チャレンジカップの名の通り、
チャレンジしているのは子供たち、学生、企業自治体のみなさんが主流で、
地球の未来を担う人たちですから取り組みもプレゼンも素晴らしかったし、
発表も魅力的でした。
それに比べみどりの丘はと怖気づいていましたが、
背伸びせず身の丈にあった内容でいこうと腹をくくりました。
限られた時間で何を伝えるか?を考えたら
みなさんと一緒にコツコツとつづけてきた新聞しかないと思いました。
地味な内容で審査員のみなさんにどう評価される不安でしたが届きましたね。

さらに『オーディエンス賞』とのダブル受賞となりました。
こちらはウェブ投票上位2位が表彰されますが
「聞いた人を感動させた賞」と説明があり嬉しかったです。
この賞の協賛がマクドナルドで副賞としてハンバーガー1年分と聞き、
何個なのかみんなの期待はつのる一方です。
できれば入居者様と分け合って食べたいですね。
SDGsの「誰一人とり残さない」精神が好きで活動を始めました。
それが今回の受賞となり、いつも私たちを応援して下さっているみなさんに
恩返しができた気がしています。

今後の面会については行政からはまだ指示がありませんので
当面今まで通り行っていきます。
月の後半は空きがありますので当日予約もできます。
外出も内容によっては可能ですからご相談下さい。

みどりの丘には一足早く春が来たようです。

令和5年2月18日 施設長 大塚

No153

新年早々、コロナクラスターの発生でご心配をおかけしました。
感染された入居者様、同室で濃厚接触者になった入居者様、
ご家族様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
またお正月の面会も中止になりご迷惑をおかけしました。
保健所からは毎日電話を頂き陽性者の体調確認、相談や指示を仰いでいます。
現在は陽性1名の方が療養中で、やっと出口が見えてきました。

夏のクラスターの経験から、
濃厚な介助ではスタッフは常時防護服を着ることで
自分たちから「移さない、もらわない」を意識してきました。
個室は隔離ができますが、
4人部屋は完全に分離するのは難しく施設の苦慮はつづいています。

苦しい中ですが少しでも入居者様に笑顔になって頂きたく、
おやつ以外でお汁粉の提供、塗り絵や脳トレなど
フロアでできることを充実させています。
ご家族様からも雑誌の寄付が届き大変助かっています。

そんな中、2月16日(木)に「脱炭素チェレンジカップ」の全国大会を迎えます。
新聞紙でおむつを包む取り組みが脱炭素活動と評価されました。
川崎市や介護施設の代表として頑張りたいと思っています。
WEB投票がありますので応援をよろしくお願いします。
投票の方法はチラシをご覧下さい。
前回もクラスターの中で「川崎スマートライフスタイル大賞」、
今回も「脱炭素チャレンジカップ」、
準備もままならない状況で迎えますが他のチャレンジャーのレベルが高すぎるので、
みどりの丘は介護らしくゆるく自然体でいこうと思っています。
私たちの取り組みが全国のみなさんに伝えられるだけで十分です。

令和5年1月18日 施設長 大塚

No152

今年、最後のお便りになりました。
夏はコロナのクラスター発生があり、ご心配をおかけしました。
そこで学んだことは どんな難局に直面しても逃げることができないこと
そしてどんなに大変なことでも必ず終わりが来るということです。
止まない雨はない、明けない夜はないことを体験しました。

入居者様およびスタッフのインフルエンザ、オミクロン株対応
コロナワクチン接種は年内には終わる予定です。
しかし、市内の特養ではクラスター発生が相次いでいます。
先月ユニットでの発症が広がらずに終了したのは、
やはり個室隔離ができたからだと思います。
多床室は構造上クラスターを発生しやすいのは否めません。
まだ、まだ安心ができない中でお正月を迎えます。
面会はできますが、午前中は入居者様がラウンジで
初詣を楽しんで頂きますので午後のみとなります。
面会できるのは1家族3人まで、大人の方のみでお願いします。
詳しくはホームページをご覧下さい。

今年のビックニュースは
SDGs活動を通して「かわさきスマートライフスタイル大賞」の
最優秀賞を頂いたことです。
この活動はご家族様やボランティアさんや地域のみなさんの協力で頂いた賞ですから
とても嬉しかったです。
実はこの続きがまだあるのです。
この取り組みで脱炭素を目的とした地球温暖化に関する地域活動の全国大会
「脱炭素チャレンジカップ2023」に推薦されファイナリストに選ばれました。
2月16日の全国大会に出場することになりました。おそらく介護施設としては初めてのことです。
ウェブでの投票もありますので応援よろしくお願いします。
おむつを捨てる時にビニール袋を使わずに新聞紙で包む、
たったこれだけのことですが地球を救うのです。
これからもどんどん社会に出て、介護の仕事の素晴らしさを
一人でも多くの方に伝えていけたらと考えています。



令和4年12月18日 施設長 大塚

No151

今週からインフルエンザワクチンが始まりました。
その後、オミクロン株対応コロナワクチン接種、年内には終わる予定です。
東京、北海道で陽性者1万人超えの日があり、ついに第8波到来です。
川崎市内の特養での発生FAXが連日届き始めました。
53人のクラスターが発生している施設も出ています。
みどりの丘でも第7波で経験しましたので当時の恐怖が蘇ってきます、
本当に大変でした。
スタッフは二度と経験したくないと言っていますが、
怖がってばかりでは何もできません、
できることは予防をしっかり行うしかありません。
職員もこの時期にインフルエンザ、コロナワクチンの接種を進めています。

面会基準の確認ですが12歳以下のお子様は面会ができません。
面会できる人数は2名から最大3名様までに変更しますのでお守り下さい。
お子様や多勢での面会希望の方はリモート面会を選ぶようにお願いします。
面会を継続していくためにもご協力をお願いします。
社会状況により変更になるときはホームページで随時お知らせしますのでご覧下さい。
川崎市の陽性者は1000人を超える日も出てきています。
第7波の時は3000人を超え保健所は機能せず、医療もひっ迫、
入院先を見つけるのが困難でした。
今回も2000人を超えれば危険信号となりますので
面会や外出に影響が出るかもしれません。
そうならないことを祈るばかりです。

先月は秋祭り、これからもクリスマス会、初詣など
季節の楽しみは行っていきますがまだまだ制限のある中、
居住フロア毎の実施となります。
施設内の生活が主になりますので、
入居者様の楽しみのために家庭で読み終えた雑誌などがありましたら
ご寄付をお願いします。
料理や旅の風景、動物など写真が多い女性雑誌が喜ばれると思います。
冬の戦い、みなさんと一緒に乗り越えていかねばなりません。
その先の明るい春を信じて・・・


令和4年11月18日 施設長 大塚

No150

嬉しいご報告があります。
川崎市が主催している「スマートライフスタイル大賞」という
SDGsの中でも環境問題の取り組みに対しての募集があり、
みどりの丘が『最優秀賞』に選ばれました。
おむつを包む時にビニール袋の代わりに古新聞を使用していること
除菌活動などの拭き掃除に古着やタオルをボロ布として使用していることなどで
施設では12年前から行っている当たり前のことです。

「すべては小さな1歩から」というタイトルで応募しました。
何度か新聞やボロ布が足りなくなる危機もありましたが、
その度に「足りません」とSOSを出し、ご協力をお願いしてきましたので
みなさんがいなければ出来なかったことです。
心より感謝しています。
みなさんと一緒に頂いた賞だと思うと嬉しさも倍増です。
私たちの活動はとても地味で世の中を変える力もなく、
企業が行っているような華やかなものではありませんが、
長くコツコツと続けてきたことが地球温暖化防止、脱炭素活動として認められました。
私たち老人福祉施設が地球の未来のために活動していることが認められた・・・
素敵なことだと思いませんか?

16日は「秋まつり」をフロア別に行う予定です。
日本は古来より春に種をまき、夏に育て、秋に収穫、冬は籠るという生活をしてきました。
秋まつりは五穀豊穣を願い、祈り、収穫に感謝するお祭りです。
以前のようにご家族様と一緒の大きなイベントはできませんが、
感染対策を取りながら、できることをできる形で行っていきたいと思います。
昼食はお好み焼きとじゃがバター、チョコバナナと煮込みの縁日メニューです。
また23日は「みんなの日曜日」人気メニューの吉野家の牛丼です。
食べることばかりですが、食欲の秋です。
コロナやインフルエンザが待つ冬場に備え、大いに楽しみ、大いに食べて
元気を養っておこうと思っています。

令和4年10月18日 施設長 大塚

No149

7月、8月はご家族の皆様には
ご心配をおかけしました。
やっといつもの生活に戻ることができました。
面会も再開していますがホームページのお知らせだったので
ご存じなかった方にはこの場をおかりしてお詫びします。
パーテーション超しにはなりますが対面で面会ができます。
月2回(土・日・祭は1回)で事前の予約をお願いします。
お子様や大勢の面会をご希望の方はオンラインをご利用して下さい。
感染が落ち着いたこの時期に健康診断と
4回目のワクチン接種を終えることができほっとしています。

感染で苦しい中、ご家族様が届けて下さったボロ布にどれだけ励まされ
支えられたか・・・本当に嬉しかったです、ありがとうございました。
コロナとの共存はまだまだ先ですが、それまで戦いの日々がつづくことには
覚悟ができています。

9月15日の昼食にシャインマスカットと梨のフルーツ盛り合わせが出ました。
高級フルーツが施設で・・・感激でした。
食事は日清さんが作っています。
土日や早朝や夜間の不規則勤務で大変だと思いますが入居者様に
「美味しい」と言って頂くためにみなさん頑張っています。
「品数にとらわれず、高齢者が食べられる量、美味しいと言って頂く食事」
このテーマで話し合いをつづけており、その答えがシャインマスカットです。
美味しいものを食べると人は幸せになります。

10月から新しい後期高齢者医療証に切り替わります。
現在の保険証の有効期限は9月30日までになっていますので
郵送されてきましたら、なるべく早く施設に届けて下さい。

令和4年9月18日 施設長 大塚

No148

先月のお便りで
ご心配をおかけしていました2Fのコロナは終了しましたが
現在は3Fで入居者様と職員に発症がありクラスタ―になっています。
専門職や他フロアが応援に入り「チームみどりの丘」で奮闘しています。

同じ麻生区の特養では、人員不足から陽性の職員も勤務に入る「陽々介護」が
行われていると聞き、他人ごとには思えません。
施設は集団生活であり、発症しても閉鎖できないという宿命があります。
医療の逼迫や保健所が機能していないのも本当で「施設で判断して下さい」と
言われることが多く、相談もままならず自力で戦っていくしかないのです。
救いは懸命に頑張ってくれるスタッフがいることです。

感染予防の一環としてボロ布を使って除菌活動を行っていますが不足しています。
ご家庭で不要になったタオルや衣類など綿素材の物があればご寄付をお願いします。
10㎝位にカットして頂ければ助かりますが、そのままでも大丈夫です。
これもSDGS活動の一環ですのでご協力をお願いします。

今月より主治医の先生が変更になりました。
担当して下さるのはたま日吉台病院副医院長の鶴井先生です。

猛暑で厳しい暑さがつづきますが8月の末に聞こえてくる虫の音や
朝晩に吹く風から秋の気配を感じる瞬間はとても心地よいものです。
暑さに耐え、乗り越えたからこそ感じるものです。
コロナもきっと同じではないかと思っています。
苦しい日々ですが、乗り越えた先に待っているのが未来であり
希望であることを願っています。
ご家族様にはご心配をおかけし、本当に申し訳ございません。

令和4年8月18日 施設長 大塚

No146

6月1日で開設12年目に入り、
中堅の施設と言われるようになりました。
12年間が長かったのか、短かったのか・・・と聞かれれば
あっという間ではなかったことは確かです。
目の前のことを一つひとつ片付けることに必死で、
気がつけば12年これが正直な気持ちです。
「みどりの丘」が地域に認めて頂けるようになったことが
一番の収穫であり喜びでもあります。

今回は大切お知らせが3点あります。
< 保険証関係 > 
7月31日で期限が切れる証書がありますが、今年度の対象は4つです。
①	介護保険負担割合証・・・自動更新され送られてきます
②	後期高齢者医療証・・・自動更新され送られてきます
③	介護保険負担限度額認定証・・・手続きが必要です
④	後期高齢者医療限度額認定証・・・自動更新され送られてきます

①	②は全員の方が対象です
③	④は一部の方が対象です
③のみ手続きが必要です
→ 手続き後の送付先を施設指定にすることができます
 施設に住所がある方は施設に届きますので開封させて頂きます。
 期限が切れますと実費扱いになりますのでお気をつけください。

< 7月の参議院選挙 > 
入居者様ご本人が希望された場合、施設内で投票が出来ます。不在者投票に
なりますので事前に投票し選挙日に管理事務所に届けることになります。

< 4回目コロナワクチン > 
コロナワクチンの4回目の準備が始まっています。
今回は60歳以上、基礎疾患がある人が対象になっており
重症化リスクを防ぐことが目的になっています。
入居者様は高齢であり基礎疾患があり、集団生活でもあることから
ハイリスクに該当すると思います。
接種券の提出、予診票の記入などのご協力をお願いします。

令和4年6月18日 施設長 大塚

No145

昨年に引き続き新卒者2名を迎え、
介護を志してくれる若い人を
みんなで大切に育てていきたい・・・
そんな思いで新年度がスタートしました。
看護師、CMなど一部担当者の変更がありますのでご挨拶申し上げます。
私自身は当たり前のこと、
例えば朝の挨拶、他に人へのお礼や感謝の気持ちなど
日々の小さなことを大切にしていく一年でありたいと考えています。
一日がやがてひと月になり、一年となります。
令和4年を良い年にしたいなら今日の一日を、
目の前に起きている出来事を丁寧に,真摯に
向き合って行かなければと考えています。

(お便りno.145のオリジナルはこちらです)

令和4年5月18日 施設長 大塚

No143

コロナの終息が見えない中、
新年度が始まりました。
この施設は「従来型潮見台みどりの丘」と
「ユニット型みどりの丘」があり2事業所として申請しています。
従来型の副施設長は昨年より佐藤CMが
ユニットの副施設長を今年度より唐澤CMにお願いしました。
2人の力を借りながらより良い施設運営を目指していきますので
宜しくお願いします。
各担当者からは5月の便りでご挨拶をしますのでお楽しみに。

対面の面会を再開しました。
安全のためパーテーションを高く、
声が聞こえるようマイクを設置しましたが
第6波が下げ止まらないための苦肉の策ですのでご理解をお願いします。
「体だけは気をつけて・・・」これはどなたの言葉だと思いますか?
ご家族様ではなくご入居者様の言葉です。
子供を案ずる親の言葉を聞きながら胸が熱くなりました。
面会はとても大切だと改めて感じています。
ゴールデンウイークの3日と5日は日曜日と同じく
午前の予約もできます。

施設ではスタッフの子供たちの保育園、幼稚園、学校関係での発症や
濃厚接触者扱いが日々起きています。
仕事柄、少しでも疑いがある場合はスタッフもPCR検査を受けています。
今までは検査を受けた時点でご家族様に連絡をしていましたが、
いたずらにご心配をおかけしますので
今後は検査結果が陽性の場合の連絡に変えさせて頂きます。

4~5月に川崎市より「後期高齢者健康診査受診券」が送られてきます。
秋の健康診断で使いますので、届きましたら郵送またはご持参をお願いします。

現場よりタオルが不足しているとの声があります。
特にフェイスタオルが不足していますので
ご家庭で余っている物があればご寄付をお願いします。
地球のため、環境のため、未来のために限りある資源を大切に、
今期も私たちと一緒にSDGS活動の輪を広げていきましょう。

令和4年4月18日 施設長 大塚

No142

春の訪れです。
週末には桜の開花宣言が出ました。
学校、幼稚園、保育園の卒業と入学があり、
子供たちの大切なセレモニーが
対面でできることを祈っています。
蔓延防止は21日に解除される方向ですので
面会を再開をしたいと思います。

4月3日(日)から再開します。
1家族様2名まで、1ヶ月1回でお願いします。
対面、タブレット、オンラインどちらかを
選んで下さい。事前予約が必要です。
予約は前月の25日10時から受けつけします。
面会に不安がある方は今まで通りオンライン、
タブレットをご利用して下さい。
小さいお子様、大人数をご希望の方は
オンラインを利用して頂くことをお勧めします。
前回とは状況が違うことをご理解下さい。
前回は東京での感染者数は100人以下でしたが、
今は5000人前後で下げ止まっています。
施設の3回目ワクチン接種は終了しましたが一般の方は進んでいません。
対面の仕方もより安全な方法を考えています。

政府も分科会も高齢者施設のクラスター発生に警鐘を鳴らしています。
残念ながらクラスター発生の対策が見つからないのも事実です。 

とはいえ4月からは新しい年度が始まります。
厳しい状況で新年度を迎えるのも3回目になりましたが、
夢と希望を持ちながらスタートしたいと思っています。
施設だからこそ出来ること、笑顔になれること、楽しいことを考える一年にしたいと思っています。



令和4年3月18日 施設長 大塚

No141

厳しい状況に直面しています。
予想をはるかに上回る第6波の影響に驚いています。
今まではPCR検査をしても結果がマイナスで終了していましたが
始まりはお子様が通う保育園や学校、他施設のデイサービスから
やがてみどりの丘のスタッフ、今回はとうとう入居者様も陽性になりました。
外出もされず、面会も制限している、
スタッフも毎週PCR検査を受けていますが
オミクロン株は私たちの目をかいくぐって入り込んできました。
クラスターを発生しないように必死の戦いが始まりました。
幸いにも他入居者様はPCR検査マイナスで広がりは今のところありません。

本当は心折れそうになりますが、最前線で戦うケアスタッフや看護師さん
現場を助けるために黒子として奮闘している専門職のみなさんの姿に
励まされ、勇気を頂いています。

切り札のワクチンは2月10日から始まりました。
入居者様とスタッフの接種が終わるのは3月の始めになる見込みです。
夏のオリンピックの時も大変だった記憶がありますので、
アスリートの活躍に声援を送りながら、
冬季オリンピック終了後に落ち着いてくれることを期待しています。

16日の昼食は「牛サイコロステーキ」と「ばくだん丼」の選択食でした。
メニューを聞いた時はチャレンジャーだと驚きましたが、みんなが楽しみに
していました。入居されている方は「ばくだん丼」が、デイサービスでは
「サイコロステーキ」が人気でした。
いつもより残菜が少なかったと報告がありました。
チャレンジャーの狙いはお見事、成功でした。

ささやかな楽しみが、やがて来る春の訪れをどうぞ導いてくれますように


令和4年2月18日 施設長 大塚

No140

お正月はご家族様の面会があり久しぶりに明るい気持ちで迎えることが
できましたが、心配していた第6波が現実のものになりました。
日に日に増える感染者数に脅威を感じています。
施設でもデイサービスの職員の感染があり2日間休業しました。
保健所の指導では常時のマスク着用と会話を控えた介助が功を奏し
濃厚接触者はゼロ、
出勤していた職員全員のPCR検査がマイナスで終了となりました。
職員のお子様が通う学校で発症があり、防ぎようもないことでした。

神奈川県より「オミクロン株まん延等に備えた高齢者施設における面会について」で
オンラインを活用し感染リスクを抑えた面会方法に切り替える様にとの通達がありました。
施設でもオンラインまたはタブレット面会に切り替えています。
予約は前月の25日より受付し、現状では1ヶ月1回でお願いします。
(オンラインのやり方はHPフォトギャラリーで再度ご案内しています)
お誕生日や体調に変化のある方は別途、対応させて頂きます。
入居者様の安全のためご理解とご協力をお願いします。

お正月の生け花コンテストでは141人のご家族様に投票して頂きました。
最優秀賞は49票獲得したゆりユニットの作品⑥が選ばれました。
次点で29票の2F南の作品①が優秀賞となり、それぞれに表彰状が贈られました。
作品はフロアーに返し一週間以上も経過した時、心温まる光景を見ました。
枯れてしまったお花に優しく話しかけながら鋏を入れ、長さや形を変えながら
新たな作品を生み出していたのです。何でも捨ててしまう世の中で 
それはとても新鮮で、とても素敵なお姿でした。

コロナワクチン3回目の接種は2月中旬の往診時から順次行います。
接種券が届きましたら同封の問診票にご記入のうえ施設に届けて頂ければ
準備は整います。また対面できる日を迎えるため・・・



令和4年1月18日 施設長 大塚

No139

11月からの面会やパン屋さんの再開は、
ようやくみどりの丘らしい日常が戻ってきた気がしています。
しかしオミクロン株の警戒の手を緩める訳にはいきません。
年末年始の面会も12歳以下のお子様は面会できません。
マスク、少人数、ショートタイムのご協力をお願いします。
ボランティアでは唯一再開したのが「夢クラブさん」です。
開設当初より入居者様の服の繕い、裾あげ、ゴム入れ、アイロンがけなど
施設の生活を陰で支えて頂いている大切なボランティアさんです。
活動も10年を超えると80歳、90歳とお年を重ね、
細かい針仕事はご負担が大きいようです。
今後は服の繕い物はご家族様にお戻しすることになりますが
よろしくお願いします。

歳の瀬になると嬉しいことがあります。
「今年は不作で実が小さいのです」と段ボールいっぱいの庭の柚子の実を
「久しぶりです」と入居者様が大好きなお汁粉に欠かせない餡を
退居され随分月日は経つのに、時計の針はすぐに戻せます。
柚子は入居者様のお風呂に、お汁粉はお正月に食べて新年を祝います。
嬉しくて、ありがたくて言葉になりません。
おかげ様で暖かい気持ちになれました。

★大切なお知らせです
3回目ワクチン接種の説明が川崎市よりありました。
接種券が住所地に届きます。
また前回と同じくご家族様の同意書と問診票が必要になります。
1月に施設から郵送される手紙は必ず開封して下さい。
たま日吉病院の協力で2月頃、施設にて接種できる見込みです。

いいお便りが書けない一年でした。
でも来年はきっといい年になるという希望は持ちたいと思います。



令和3年12月17日 施設長 大塚

No138

「一年振りね~」直接面会の再開に笑顔があふれ
入居様にとってご家族様の存在が
どれほど大切であるかを改めて感じています。

12月の予約は25日9:30から受けつけします。
ご希望の多い日曜日は枠を増やしました。
また12月30日から1月3日の5日間は
年末年始の「特別面会」として1家族1回
面会ができます。月2回の面会とは別枠で
予約ができます。この期間はデイサービス
がお休みになりますのでデイのスペース
も利用して、できるだけご希望に添える
ようにしていきたいと考えています。
神奈川県からは面会者と入居者様の双方が
コロナワクチン接種済みでマスクを着用して
いればアクリル板なしでもいいとの通達が
ありましたので、面会時にワクチン接種
の有無を聞かせて頂いています。

インフルエンザ予防接種は11月18日ユニットから始まり
12月9日に終了
します。11月~3月の冬場はもともと感染症予防月間として
警戒を強めていました。
その一環として12歳以下のお子様の面会ができませんので
ご協力をお願いします。
東京の感染者数は1桁まで下がりましたが
ワクチン接種から6ヶ月が経過する12月以降の心配は残ります。
今が出口なのか、折り返し地点なのかわかりませんが
みなさんの笑顔を守るためにもあと少し頑張らなければと思います。



令和3年11月18日 施設長 大塚

No137

感染者数は驚くほど減少しています。
オリンピックの前後には5000人を超えていた東京も
50人台の日もあり川崎でも1桁の日があります・・・
ワクチン効果でしょうか。
第6波の備えと基本的な感染対策を行いながら、
元の生活に近づく準備を始めています。

まずはご家族様の面会です、11月から再開します。
1家族2名まで、1ヶ月に2回程度で
お願いできればと思っています。
感染対策としてマスク着用とアクリル板の
設置テーブルでの面会をお願いします。
水曜日の午後はパン屋さん
木曜日は往診日となりますので
面会はありません。
オンライン面会をご希望の方は
同じ時間枠で予約ができます。
予約は25日より受けつけます。
どうぞご理解の程よろしくお願いします。

パン屋さんも再開します。
対面時間が短くフロアー別に購入するので
密にならないこと、
4F玄関までの移動が何よりの運動になることを考え
イベント復活の1号になりました。
楽しみが増え、笑顔につながりますように・・・

昨日、衆議院選挙の公示がありました。
投票日は10月31日です。
同日に川崎市市長選挙もあります。
施設内でも投票が出来ますが「不在者投票」に
なりますので事前準備が必要です。
時間がなく申し訳ありませんが希望の方は
24日(日)までに施設へご連絡をお願いします。

令和3年10月20日 施設長 大塚

No136

感染者数は幸いにも減少傾向にあります。非常事態宣言は9月末まで延長
となり、今後も「ゼロコロナ」にはならないと思いますので10月からの
タブレット面会が変わります。後日、ご案内文を送りますのでご覧下さい。

そんな中、
私たちに希望の灯りを与えてくれたのは
パラリンピックの選手の活躍でした。
互いに支え合いながら困難を乗り越えていく姿に
多くの感銘を受け勇気を頂きました。
コロナ禍での開催には意味があったと感じています。

良いお知らせがあります。
「かわさきSⅮGsゴールドパートナー」に選ばれました。
この活動は2030年にむけ環境・社会・経済の達成を目標とした
全世界共通の活動です。
みどりの丘は開設以来、環境問題を意識してきました。
地域の新聞店やご家族様から頂いた古新聞は毎日80人の方の
おむつの処理に使うと1日5回で400枚、1ヶ月で1万2千枚、1年で14万枚のビニール袋を使わず新聞紙で包み、大きな袋にまとめてゴミとして出します。
感染対策ではクリーンタイムとして1日4回の除菌活動(拭き掃除)を
行っています。
頂いたタオルやTシャツはカットされボロ布として
リサイクルされます。
20人のスタッフが拭き掃除に行えば1日80枚、
1ヶ月2,400枚、1年で2万8千枚のペーパーを使わずに
ボロ布が使われます。
こんな小さなことでも大勢が暮らす施設で使い捨てに頼るのか、
リサイクルを活用するかで環境にやさしい取り組みができるのです。

高齢者施設が明日のため、未来の日本のために、
次なる世代のため活動するのは素敵なことだと思いませんか?
新聞紙は入居者様もボランティアとして畳んで下さる方がいますので
畳まないでお持ち下さい。
ボロ布はハサミを使い危険ですので15×15㎝位の大きさに
カットして頂ければ助かります。(カットなしでも可です)
ご家族様も一緒にSⅮGsの活動の輪を広げていきませんか。


令和3年9月20日 施設長 大塚

No135

先月の末、みどりの丘で初めて職員のコロナ陽性者が出ました。
ワクチン接種後のことでしたのでとても動揺しました。
感染経路不明のいわゆる市中感染です。休日にもかかわらず麻生保健所が
施設に来訪、いち早く指示を出して頂き、PCR検査も実施できました。
スタッフは常時のマスク、食事は時間と場所を変え一人ずつと決めていた
ことが功を奏し濃厚接触者は一人もいませんでした。
2Fの入居者様15人がPCR検査の対象となりましたが全員が陰性
このうち介助を受けたことで6人の方は濃厚接触者となり
2週間の隔離対応となりました。
ご本人様とご家族様にはご不自由とご心配をおかけしたことを
心よりお詫び申し上げます。
クラスターを生むことなく終了したことにただ、ただ感謝です。

東京、神奈川を筆頭に全国的に感染者が増えつづけ
とうとう一日2万人を超え、信じられない状況です。
安定している看取りの方を含め今は面会ができないことをご理解下さい。
ワクチン後の発症を知らせる川崎市内の他施設からのFAXやメールが
急に多くなっています。
医療も保健所もひっ迫している状況は施設にいてもわかります。

このような中、前回のお便りをご覧頂き面会ができないことをご承知で
新聞やタオル、布切れを持って来て下さるご家族様に
頑張る力を頂いております。
いつも、どんな時でも応援して下さるご家族様と
何があっても介護を全うするスタッフはかけがえのない存在です。

7月末で切り替わる証書は全員の方の確認がとれました。
ご協力ありがとうございました。

令和3年8月16日 施設長 大塚

No134

東京都の4回目の緊急事態宣言につづき
神奈川でも県独自の非常事態宣言が7月22日から出される予定です。
1都3県の感染拡大が顕著になる中でのオリンピック開催です。
思い描いていた開催とは大きく変わってしまいましたが
何年もの間、たゆまぬ努力を重ねてきたアスリートたちに
成果を出せる場ができたことは良かったと思います。
直接の応援はできませんが、エールを送りたいと思います。

面会やボランティアさん、イベントがなくなり2回目の夏です。
施設のワクチン接種は、7月1日で入居者様と職員は終了しました。
川崎市でも1、2番の早さで対応することができました。
ご心配下さる家族様と感染予防に奮闘している職員のためにも
少しでも安心に近づきたいとの思いです。
しかし「第5波」が危惧され、予防の手を緩めることはできません。
宣言の解除後には面会の提案ができればと考えています。

感染予防のため毎日の除菌活動で使うボロ布が不足しています。
使わなくなったタオルやシーツ、綿素材の衣類のご寄付をお願いします。
古新聞も不足し困っています、人の出入りがなくなった影響です。

7月末に切り替わる保険証関係の手続きにご協力頂きありがとうございます。
今回は「介護限度額認定証」第3段階の方は(食費が650円の方です)
預貯金の金額により
①変わらず
②1360円に値上げになる方に分かれます。
これは在宅で暮らしている方との公平性が見直されるとのことです。
新しい介護限度額認定証が届きましたら食費の欄をご確認下さい。

いよいよ夏本番です。
安全を祈りながら、静かにオリンピックを楽しみたいと思います。

令和3年7月18日 施設長 大塚

No133

ワクチン接種が加速していますが施設でも7/1までには
希望された入居者様の2回目が終了します。
スタッフはすでに終了し、更に安全のため毎週のPCR検査も継続しています。
しかし5月下旬に川崎市内の特養でクラスターが発生
49人が発症し、14人の入居者様がお亡くなりなりなったことを知り
同じ介護の担い手として言葉が出ません。
このような悲劇が繰り返されないためにも国全体のワクチン接種が進み
集団免疫を獲得するまでは予防策は継続していきます。

<大切なお知らせ>
毎年のことですが7月31日で期限が切れる証書があります。
対象の証書は3つあります。
①介護保険負担割合証・・・自動更新され送られてきます
②介護保険負担限度額認定証・・・手続きが必要です
③後期高齢者医療限度額認定証・・・自動更新され送られてきます
・①は全員の方が対象です
・②③は一部の方が対象です
・②のみ手続きが必要です
→ 手続き後の送付先を施設指定にすることができます
   ・今年度は、後期高齢者医療証は対象外です
   ・施設に住所がある方は施設に届きますので開封させて頂きます
   ・期限が切れますと実費扱いになりますのでお気を付けください。

神奈川県に出ている蔓延防止策が7月11日までの延長が決まりました。
タブレット面会の再開できずに申し訳なく思っています。

オリンピック開催の実感がわきませんが開催されるなら
安全の証になることを祈っています。
努力は足し算、協力は掛け算、みんなで乗り越えなければ・・・

令和3年6月18日 施設長 大塚

No132

コロナワクチン問診票、接種券提出にご協力を頂きありがとうございました。
行政と話し合い5月下旬の接種を正式に申し込み調整をお願いしました。
感染やクラスター発生への心配と恐怖の日々も
1年以上となると限界を感じています。
ワクチン接種により少しでも安心につながり、
ご家族様にも面会ができる日が来ることを心より願っています。
令和3年度も困難な中でのスタートになりましたが、
入居者様の笑顔を大切に穏やかで幸せを感じて頂けるよう
スタッフ一同支援してまいります。

(お便りno.132のオリジナルはこちらです)

令和3年5月17日 施設長 大塚

No131

いよいよワクチン接種の準備が始まりました。
問診票、同意書はすでに送付させて頂いていますが
回収できた施設から実施すると聞いています。
期限は20日までですが、まだの方はなるべく早く投函して下さい。
少しでも安心のできる明日のためにご協力をお願いします。

令和3年度、新年度がスタートしました。
基本的な体制は変わりませんが令和2年度がクラブ、イベント
ご家族様の面会など外との交流が完全に断たれた1年でした。
その中で考えたのは、介護や医療はどんな時でもやりつづけなければならない
仕事だということ、そして外との交流が望めないなら中にいる私たちの
丁寧で温かな介助や対応、会話、挨拶が何よりも大切であることを再認識
しました。今年度も引きつづき取り組むつもりです。
コロナとの戦いは行動の制限ばかりを強いられている印象がありますが
自分や大切な家族、回りの人を守るための行動であり
そして失うものばかりではなく、本当に大切なことは何かを教えてくれて
いるように感じています。

今、みんなが少し前向きな気持ちになれるのは池江璃花子選手の復活
ではないでしょうか。「努力は必ず報われる」大病を乗り越えた二十歳の
スイマーの言葉はどこまでも潔く、立派で、本当に感動しました。
そしてもう一人、マスターズで優勝した松山英樹選手の快挙にも大きな
勇気を頂きました。
オリンピックの開催の有無に捉われずに、そこに向って努力を重ねて
いる人たちに心よりエールを送りたいと思います。



令和3年4月15日 施設長 大塚

No130

春の訪れは早く、桜の蕾もほころび始めました。
嬉しい便りですがお花見にも行けない2度目の桜の季節を迎えました。
非常事態宣言が延長になったにも関わらず人出は多く
感染者数は下げ止まりなのか、増えてきています。
政府の掛け声も、響かなくなっています。

宣言が解除されなかったため訪問理美容も延期となり、
入居者様の髪が伸びていることが気になっています。
早くサッパリしたいところです。
宣言の解除がありましたらタブレット面会の再開から始める予定です。
その後の状況をみながら、直接お顔を見て頂く方法はないかと考えています。
いずれもHPで発信していきますので行政の動きがある時はご覧下さい。

施設では全スタッフのPCR検査の3回目が終わりました。
これは神奈川県がクラスターを生みやすい高齢者施設を対象に行って
いるもので、予防策の一環です。
様々な感染予防物資の支援やワクチン接種の優先順位も介護施設も
対象になったと聞いています。
国全体に支えて頂いていると感謝しています。

4月は新年度の始まりです。
久しぶりの新卒採用も出来ました。新しく技能実習生も迎えています。
こんな時代に福祉を志してくれる若者を通して、施設全体が新たな気持ちで
スタートできることを願っています。
そしてみどりの丘が大切にしていることを伝えていきたいと思います。
私たちが大切にしていること、望んでいること
それは入居者様とご家族様の笑顔です。


令和3年3月18日 施設長 大塚

No129

節分は「せき分け」と言われ季節の変わり目の立春の前日に
新しい年を迎えるにあたり邪気を払い、福を呼び込む行事です。
今年の立春が2月3日のため124年ぶりに2月2日になりました。
恵方巻の宣伝が2日になっていた理由が後でわかりました。
ソーシャルディスタンスを考え、例年とは違う豆まきが行われました。

非常事態宣言が延長され面会ができない状況がつづいています。
訪れる人もなく、施設はひっそりしています。
玄関に飾られたお雛様も心なしか寂しげです。

コロナとの闘い方は、行動を自粛すれば数字は下がりますが
経済を回そうと外出すれば数字は上がり苦戦を強いられています。
医療従事者や介護者は自身の行動も一般の人以上に気をつかい
制限していますのでストレスも限界にきていると感じています。
実際スタッフの中には精神的な体調不良を訴える人、欠勤する人もいます。
そんな時スタッフに伝えるのは、例え自分が陽性者になったとしても
日常生活の中での感染は防ぎようもなく誰も非難はしない・・・と
困難な状況に立ち向かい、考え、行動したこの一年は
貴重な経験としてきっと将来も役に立つはず・・・と

神奈川県では介護施設スタッフの定期的なPCR検査を決定しています。
施設でも申し込みをしました。
高齢者のワクチンが始まるまであと少し、何とかしのぎたいと思います。
希望を持ちながら、春の訪れを待っています。
お会いできる日がすぐそこまできていると思いたいですね!


令和3年2月18日 施設長 大塚

No128

令和3年のお正月は訪れる人もなく静かに迎えました。
潮見神社の初詣ではチャリーンとお賽銭を投げ入れ、帰りにおみくじを
「地獄の沙汰も金次第…末吉」「長い物にまかれろ…小吉」
「棚からぼた餅…中吉」 「清水の舞台から降りろ…大吉」
どれを引いても笑えます。
昼食は名店と同じ名前の「みどり寿司」、握り寿司には入居者様も大満足。
生け花、書初め、福笑い、かるたなどフロアー毎に楽しみました。
事務所の男性職員は飢饉や疾病を追い払うと由来がある獅子舞で
無病息災の願いを込め入居者様の頭を噛んで回りました。
疾病との戦いも、健康を願う気持ちも今も昔も変わりません。

非常事態宣言が出されて1週間、事態は変わったのでしょうか。
市中を見る限り変わったようには見えません。
東京の2000人超えはクリスマス頃の過ごし方の答えと言われていますが
2週間後の答えに不安も感じています。
医療のひっ迫は身近にも起きおり、陽性者が出ても入院ができず
川崎市の特養では終息まで1ヶ月もかかり大変な苦労をされたそうです。
ご家族様にはタブレット面会もお断わりをしているのは
国民全員が我事として今までの行動を一つでも二つでも制限をかけないと
医療崩壊や・・・これは介護崩壊にも連動します
感染者数の爆発増加を防げないためです、どうかステイホームを。

一年前のプリンセスダイヤモンド号に始まり、様々な混乱のなか
入居者様の生活だけは明るく、穏やかであることを願いつづけています。
今年も笑顔で頑張ります、どうぞ見守って下さい。


令和3年1月18日 施設長 大塚

No127

一年前のお便りを見ると即位の礼、盛り上がったラクビーなどの
明るい話題と、オリンピックを待つ希望あふれる文章でしたが
今年最後のお便り、何を書くべきかと思い悩んでいます。
これからお正月を迎えますが感染者数は増えつづけ、先行きが心配です。
「勝負の3週間」とのかけ声もむなしく状況は変わることはありませんでした。
行動を変えない人を非難するのではなく、行動を変える一人にならなければなりません。
政府のGOTOトラベル全国一斉中止に伴い
この期間(12月28日から1月11日)タブレット面会を中止させて頂きます。
11日以降は状況を見ながら判断しますのでホームページをご覧下さい。
どうかみなさん、医療や介護現場の負担を考えご協力をよろしくお願いします。

施設ではお正月を迎える準備を進めています。
潮見神社の初詣は・・・あります、他の階とは時間を分けて密を避けます。
お汁粉は・・・食べます、4Fのラウンジではなく、フロアーでお出しします。
おせちや握り寿司は・・・出ます、お正月らしい献立を考えています。
獅子舞や生け花、福笑いなど・・・楽しく過ごせる企画を考えています。
ご家族様と会えない分、新しい年を迎える喜びを施設の中で感じて頂きたい
とスタッフ一同考えています。

歳の瀬は懐かしい方がみどりの丘を尋ねて来て下さいます。
「もう7回忌を迎えました」とご夫婦で入居されていた方
入居されていた時と同じように古新聞紙を届けて下さる方
「今年は豊作で」と箱いっぱいの庭の柚子を届けて下さる方
片づけたらドライヤーやタオルが出てきましたと持参して下さる方
「お久しぶりです、施設のみなさん大変ですね」お心遣い本当に嬉しいです。

厳しい一年でしたがみなさんに助けて頂き、励まされ、背中を押して
頂き感謝しています。来年はよい年になりますように祈っています。

令和2年12月20日 施設長 大塚

No126

11月は期間限定で面会をして頂きましたが
その後の感染状況をみますと12月からはタブレット面会に
戻ることになります。
十分な感染対応を取ったうえで面会の再開を・・・厚労省の通達から1か月
残念ながら事態は悪化しています。
落ちつくまで、みんなで我慢や予防に努めなければなりません。

久しぶりの面会をされた方はいかがでしたか?
マスクtoマスク、ソーシャルディスタンスを取るためのアクリル板では
会話もままならなかったと感じた方もいらしたと思います。
お詫び申し上げます。
また安全のため面会を控えたご家族様も多く、ご配慮に感謝します。
今、私たちにできることは、なるべくいつも通りの生活ができるように
支援していくことだと思います。みどりの丘は楽しいことが多い施設
ですから笑顔にこだわっていきたいと思います。
10月に開催した秋祭りの写真を同封しますのでご覧下さい。
この先もクリスマス、お正月など安全を配慮した企画を考えていきます。

前々回のお便りで食事の選択食についてお話ししましたが
「マグロのカツorチキンソテー」ではマグロを選んだ方が多かったです。
次の選択は主食で「サンドウィッチor いなり寿司」です。
私だったら・・・両方食べたいです。
笑顔になれる食事を目指して頑張っています。

入居者様のインフルエンザ予防接種は終わりました。
ワクチン不足のため協力病院では職員分の確保はできませんでした。
職員は個人クリニックなどを探して接種しています。いよいよ冬の始まりです。

令和2年11月18日 施設長 大塚

No125

今年はコロナの影響もあり、
行政からは65歳以上の高齢者は優先的に
インフルエンザ予防接種受ける様にと呼びかけがありました。
施設でも10月末から接種ができるよう、問診票の提出を25日までに
お願いしています。いよいよ冬の始まりであり、備えでもあります。

高齢者は新型コロナウィルスに感染すると重症化しやすいことから
厚生労働省は2月より施設の面会を制限する通知を出していました。
10月15日、感染予防を徹底するなどの条件つきで面会を緩和するとの
方針が出されました。感染対策として、面会に来たご家族にマスク着用
面会前後の手指消毒、飲食や大声での会話を控え、換気のできる所での
面会を要件としています。他に、ご家族はなるべく施設内のトイレは使わず
面会時間を最小限に、回数制限を設けることも必要としています。

施設でも、以下のお願いのもとご希望の方には面会をして頂きたいと思います。
・11月期間限定で面会ができます。
・1家族1回までとします。
(この期間のタブレット面会は中止とさせて頂きます)
・1家族2名まで、マスクを着用して下さい。
・面会される方は2週間前から発熱がないなど体調が良好なこと。
・前日までに予約をして下さい。
面会時間は①13:40 ②14:10 ③14:40 ④15:10 ⑤16:10 
ご希望の時間を選んで下さい。いずれも15分以内でお願いします。
・面会場所は換気ができる4Fラウンジを使います。
  テーブルにアクリル板を設置しています。十分なソーシャルディス
タンスが必要なため手を握るなど、お体に触ることは控えて下さい。
・飲食はできません。差し入れとしてお預かりはできます。
・東京、神奈川の感染状況で中止になる場合もあります。
面会中止はホームページにてお知らせします。

令和2年10月19日 施設長 大塚

No124

朝夕は秋の気配を感じるようになりました。
世の中も少し落ち着いてみえますが、
一呼吸して気力、体力ともに
秋冬の備えをしなければなりません。
今は発熱があるとコロナを心配しなければなりません。
これまでに入居者様、職員が
PCR検査を受けたことがありました。
いずれもマイナスでしたが結果が出るまでの期間、
職員は自宅待機になりますが
入居者様は施設内で感染対応を行わなければなりません。
皆様から頂いたレインコートは
使う場面がないことを祈っていましたが
しっかり使わせて頂き、助かりました。
汗びっしょりで防護服の代用として着ていました。
小さな子供さんや高齢のご両親がいるスタッフは
施設に泊まりました。
いつでも、どんな時でも
自分のことより入居者様のために動いてくれるスタッフが
みどりの丘にはいます、心より感謝です。

現在の面会はタブレット面会をお願いしています。
看取りの方は家族限定で、場所を指定させて頂き、
十分な感染対応を取り
短時間の面会をお願いしています。
今後は、お誕生日や特別な事情がある場合は
東京・神奈川の感染状況を見ながら
出来る範囲で対応していきたいと思いますのでご相談下さい。
制限と安全、自由とリスク、
この問題とずっと格闘している気がしています。

今、施設内での楽しみは やはりお食事です。
いよいよリクエスト食と選択食が始まりました。
リクエストでは「ちらし寿司」「ねぎトロ丼」
「いなり寿司と卵巻き寿司」など圧倒的にお寿司の希望が多く、
早速メニューとして登場します。
9月27日は「マグロカツorグリルチキン」の選択食となります。
 みなさんどちらを選ぶのでしょうか、とても楽しみです。
またご報告します。

令和2年9月18日 施設長 大塚

No123

長い梅雨が終わったあとは猛暑がやってきました
連日、体温越えの気温がつづき40℃超えた地域もあります。
コロナに加えて熱中症の体調管理もあり「特別な夏」は
大変な夏となっています。

施設にいれば危険な暑さからは回避できます。
10時のお茶の時間はこの時期はスポーツドリンクを提供しています。
糖分とミネラルの補給ができます。
みなさんがお好きなコーヒーは利尿作用がありますので
水分が摂れない方にはお勧めではありません。

猛暑で一番お困りなのはお一人暮らしの方だと思います。
エアコンが苦手、食欲の落ちる夏、トイレが心配で水分も控える
熱中症でお亡くなりになる方の多くは高齢者です。
デイサービス、ショートステイは地域に暮らす高齢者の生活を守る
大切な役割がありますから、感染予防に気をつけながらお迎えしています。

自宅にいても施設にいても制限がある生活に変わりはありません。
春に始まり、夏になりましたが時のながれがいつもより遅く
ゆっくり感じているのは私だけでしょうか・・・

7月末が期限だった介護保険負担割合証、介護保険負担限度額認定証、
後期高齢者医療証、後期高齢者医療負担限度額認定証の切り替えは
無事終わりました。ご協力ありがとうございました。
また住所が川崎市にある方にお持ち頂いた「健康診査券」は
9月1日に行われます健康診断で使わせて頂きます。

この夏できることは、日常生活の中で楽しみを見つけ
よく食べ、楽しくおしゃべりをして、くよくよしないで笑うことですかねぇ

令和2年8月18日 施設長 大塚

No122

面会が中止になり5ヶ月余り
秋、冬の第2波を待つことなく、再び感染者が増え
感染経路不明などの市中感染が増加していることに不安を感じます。
加えて九州や中国地方を襲った豪雨
こんなにも多くの事に遭遇し、多くの試練を余儀なくされるか
被災された方の涙がとても辛いです。

ご家族様やボランティアさんが行き交っていた賑やかな日々から
遠い所に来てしまったと思いながら、それでも施設の生活はつづきます。

食事では「土用の丑」「吉野家の親子丼(牛丼ではありません)」
「CoCo壱番屋カレー」などのお楽しみメニューがつづきます。
9月にはフロアー毎に入居者様とスタッフだけで三密を避けながらの
小さな、小さなお祭りを計画しています。
毎日の健康体操やレクなども力を入れているところです。

先月からお願いしている介護保険負担割合証と介護保険負担限度額認定証
後期高齢者医療保険証と後期高齢者医療限度額認定証の切り替え期日が
7月31日までとなっています。
役所からの送付が終わったようですから、まだ提出されていない方は
お手数ですが郵送または施設までご持参下さい。

来訪時のタブレット面会は、日曜日などは混み合うことがありましたので
予約制にさせて頂きました。時間、人数制限もありますので詳しくはHPを
ご覧になるか、予約時の電話でお問い合わせして下さい。
制約のあることばかりで申し訳ありませんが、私たち職員も日常生活以外
の不要不急の外出を避ける生活が続いています。
GOTOキャンペーンと言われても出かけられませんね。
いつか、心より「良かった。」と言える日が来ることを信じています。

令和2年7月18日 施設長 大塚

No121

通学路に子供たちが戻り、
世間が少しずつ日常生活を取り戻していることを実感しています。
ご家族様の面会ですが、もともとは厚労省より
「社会福祉施設における感染拡大の防止策」として出されたもので、
まだ解除はされていません。安全面の確保を条件に
7月のどこかで面会可能になるのではと期待しています。
決まりましたらHPへの掲載と電話連絡をさせて頂きます。
施設で再開したのは訪問歯科、訪問理美容、
往診(今まではオンライン往診)、売店です。
すべて4Fで他のフロアーと交流しない形を取り、新しい生活様式を模索中です。
「三密」となってしまうクラブ、イベントの再開は難しいと考えています。
8月の「納涼祭」は残念ながら中止で、今年は行いません。

大切なお知らせです。
7月31日で期限が切れる証書があり、切り替えの時期となりました。
利用料金に関わりますので期限内の提出をお願いします。
①介護保険負担割合証・・・自動更新され送られてきます
②後期高齢者医療保険証・・・自動更新され送られてきます
③介護保険負担限度額認定証・・・手続きが必要です
④後期高齢者医療限度額認定証・・・自動更新され送られてきます
  ★①②は全員の方が対象です。(生保の方は②はありません)
   ③④は一部の方が対象です。③のみ手続きが必要です
  ★③手続き後の送付先を施設指定にすることができます
  ★施設に住所がある方は届きましたら確認させて頂きます
  ★期限が切れると実費になります

6月1日はみどりの丘がオープンして10周年を迎えました。
祝賀会もお花もない、静かな記念日となりました。
これまでの多くの方がご入居され、出会いと別れがありました。
みどりの丘に関わって頂いたすべての方への感謝の気持ちを忘れず
これからも歩んでいきたいと思います。

令和2年6月18日 施設長 大塚

No120

風薫る5月、一年で一番過ごしやすい季節を迎えました。
子供の日、鯉のぼり、母の日・・・
季節に取り残され、カレンダーだけが月日を刻んだ日々でした。
ご家族の皆さんも同じような毎日を送っていらっしゃると思います。
施設は必ずクラスターにつながると恐怖に怯えていますが
家での巣ごもり、時々の買い物、接触をさけての生活を考えると
こんな時でも施設には人と人の暮らしがあり、温かな食事、お風呂
健康体操、おしゃべり、テラスに出ての外気浴がありますので
家にいらっしゃる在宅の高齢者の方が大変かもしれません。

前回「緊急のお願い」で多くのみなさまから物資の協力(手作りマスクまで)や励ましや応援の手紙、
電話を頂きまして本当にありがとうございました。
病院や福祉施設での感染報道を聞くたびに気持ちは暗くなる一方でしたが、
「頑張れー」の声に背中を押され「できることをやる、最善を尽くす」と前向きになることができました。
早速「コロナに負けるなプロジェクト」を立ち上げ、
いつも以上の予防と感染(万が一)の準備の2つの視点で動き始めました。
みなさんから頂いた物資もしっかりプロジェクトに組み込まれています。

面会ができないため今回は集合写真を同封します。スタッフは一瞬だけマスクを外して撮影しました。
またWi-Fiの環境も整えています。
今は玄関先に来て頂いた方にはタブレット面会を試しているところです。
できない時間帯や、お待ち頂くこともありますのでご了承下さい。

まもなく「新しい生活様式」が始まり、少しずつ日常を取り戻すことになると思います。
それはウィルスとの次なるステージの始まりです。
経済と安全、自由と安心を同時に手に入れるのは難しいです。

令和2年5月18日 施設長 大塚

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